このはとロボット

このはとロボット

ある日、このはちゃんが、歩いていると、顔だけの不思議なロボットと目が合いました。

このはちゃんは、怖がりながらもロボットへと吸い込まれるように近づいていきます。

顔だけのロボットに近づくと、このはちゃんは不思議と声が聞こえてきました。


このはとロボット1

ロボットは言いました。「お願いです。僕の体を探してください。」

このはちゃんは、ロボットを見て首を傾げました。ロボットは続けて話します。

「僕には、まだ大切な仕事が残っています。どうか、僕の体を探してください」

このはちゃんに言葉が通じたのでしょうか、

このはちゃんは軽く2回頷き、歩いていきました。


数分後、このはちゃんはちょこちょこ歩いてロボットのもとへ戻ってきました。

どうやら、ロボットの体らしきものを見つけたようです。

このはちゃんは、ロボットを一生懸命持ち上げ、

体らしき物のもとまで連れて行くことにしました。









このはとロボット2

しかし、ロボットが目にしたのはボロボロに壊れた自分の体でした。

ロボットは、このはちゃんに語りかけます。自分は遠い星からやってきたこと。

そして、自分の星には、もう緑が失われてしまったこと。

生命といっても、ロボットしか生きていけないことを話しました。

続けてロボットは話します。










このはとロボット3

僕は、この星に緑を分けてもらうためにやって来ました。

どうしても、われわれの星に緑を再現したかったのです。

しかし、長旅のためか、僕の体は、この星の重力には耐え続けることはできませんでした。

これでは、緑を持ち帰ることはできません。

せめて、星に記憶だけでも・・・。










このはとロボット4

ロボットには、体に発電機がありましたが、壊れてしまったため、もう時間がありません。

ロボットは、最後に残った機能を使うために、高いところに行きたいと、このはちゃんにお願いをしました。

このはちゃんは、ロボットを抱え、いっしょうけんめい山道を登っていきます。

明るかった空も、次第にオレンジ色へと変わっていきました。









このはとロボット5

山頂に到着しました。ロボットを見晴らしの良い方向へ置き、

このはちゃんも、その横に腰を下ろしました。

オレンジ色の空は、すぐにカーテンを閉じました。









このはとロボット6

空には、たくさんの星が現れ、夜空が星たちできれいに輝きました。

ロボットは、体を発光させ、目から光の光線を出しました。

光の光線は、どこまでもどこまでも伸びていきます。

このはちゃんは、その光の柱から、不思議とロボットの温かい記憶を感じることができました。









このはとロボット7

花々が咲き誇り蝶や虫たちの舞う緑の記憶。

カラフルな生物がきれいに散りばめられた水の記憶。

草原にはとても良い香りがして、大小さまざまな動物たちが生きる命の記憶。

そして、壊れた自分を、いっしょうけんめい、いっしょうけんめい山頂まで運んでくれた、

このはちゃんの記憶。

どの記憶も、とても温かく包まれていました。









このはとロボット8

どれぐらい光を出していたのでしょうか。

次第に、光は小さくなり、とうとう光の光線は消えてしまいました。

夜空の星たちは輝きを失い。地上に光が戻ってきます。

このはちゃんは、そっと、ロボットの顔を覗き込みました。

しかし、光っていた右目からは光が消え、ただ、光を出した方向を眺めているだけでした。









このはとロボット9

このはちゃんは、しばらく、ロボットの横に座ったまま、空を眺めていました。

そして、地上に光が戻るのを確認してから、静かに山から下りていきました。

山には、柔らかな風が吹き、きれいな花びらが、ロボットを包みます。




はたして、温かな記憶は、ロボットの星に届くことはできたのでしょうか。









このはとロボット10






閲覧ありがとうございます。

「このはとロボット」いかがでしたでしょうか。

物語ですが、

ロボットが緑を求めて地球にやって来ました。空を飛んで地球の生態を調べていたのですが、

このはちゃんのいる森に落ちてしまいます。体は壊れましたが、頭だけは奇跡的に助かりました。

そこに、このはちゃんがやってきて、お願いをしました。

しかし、体は壊れ、充電も持たないと分かった時、ロボットは祖国を思い出します。

この景色だけでも、送る事ができたら、希望が持てると。。。

そして、見晴らしの良い山頂から、記憶の光を飛ばしました。

しかし、遠い遠い星からやってきたロボットの記憶の光は、祖国に届ける事ができたのでしょうか。

という物語です。

一番感じてほしいのは、絵本は短いですが、

ロボットがどれぐらい長い間旅をしてきたのかというところと、

このはちゃんの各ページでの気持ちです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

文章がへたくそですね(笑)

誤字脱字等あったらごめんなさい。

上手にできたかわかりませんが、どんな感想でも良いので、お待ちしています。

よろしくお願いいたします。。。
[ 2013/12/08 10:45 ] 絵本 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://ojyact.blog.fc2.com/tb.php/184-75fb0299